2004-01-01から1年間の記事一覧

世界の片隅で呪詛を唱えるblogerたち

はーいSimpleがやばいネタかましてくれちゃった。嬉しくてしょうがないねぇ、こういう論旨展開。何がいいって「他人を不幸にしたいオーラ」満載だってこと。親近感を通り越して殺意さえ沸くほど好みだよこういう文章。民主主義は自らを滅ぼす力を民衆に与え…

夫婦愛という「普通」

今回のSimpleはちょっと苦しい。明確に「こうであってほしい願望」として「夫婦に愛情は必要ない」と主張しているに過ぎない。これまでのような、論理性を前面に出した勢いがない。これは「夫婦にはやっぱり一定の愛情が必要だよ」と言っているようなものだ…

ニート発生のメカニズム

R30さんがニート論でパンクしている。ああ触らなくてよかった(ぉぃ)。でもせっかくだからあえて触ろう。ただし今回はTBを控えて。ニート論で税金払えとかマクロ的には正しいけどミクロ的には完璧にお門違いな連中が時々いる。だが、そもそもニートやってる…

トートロジーというドツボな循環

今回はできるだけ簡単な内容にしてみよう。R30さんのブログで「トートロジーに熱くなる」というタイトルの回があったのでご紹介する。なお、トートロジーとは「同語反復」のことで、同じ言葉を意味もなく繰り返して使うことだ。詳しくはgoo辞書あたりで見て…

記号と意味の見直し

メールで年賀状を済ませることに対する大衆意識の指標がひとつ世に出された。せっかくだからネタになってもらおう。このサイトの意図を確認する意味でも良い例となってくれる。これを鵜呑みにするなら、7割はすでにメールによる年賀状代わりを「失礼だと思わ…

インターネットを活用するという病理

世の中の大多数にとってインターネットは「辞書や時刻表より便利な道具」か「趣味に関連した情報を適当に探す」程度のモノでしかない。付け足すならせいぜい楽天、Amazon、Yahooオークションだろう。あとは優先順が違うくらいだ。あ、年賀状刷るとかもあるか…

読解力低下の背景を社会構造から考える

日本の子どもの学力が低下しているネタについて、ブログ時評で興味深い記述があったので紹介する。それ以上に、読解力は『ひと粘りする忍耐力』という側面があります。何気ない一文のようだが、これは重要だ。要は「自分なりに咀嚼し、後のことを考えて修め…

ジャーナリズムを語る上での論点と目的

R30に対して先日行わせていただいたトラックバック"ジャーナリズムとインターネットに見る姿"について、"プロのジャーナリズムとは何かについて考えてみる・その2"に分かりやすい解説とさらなる発展論があったため紹介させていただく。ぶっちゃけここの煽り…

ジャーナリズムとインターネットに見る姿

R30がプロのジャーナリズムとは何かについて語ってくれている。まだ完結していないため、今後も要チェックだ……と拙い宣伝をすることで引用を許してもらおう。マイルール万歳。 (前略)テクストとしてだけ見た場合、例えば山本氏のキムタケに関する先日のコラ…

人生における戦術と戦略

相変わらずSimpleマンセーで申し訳ないのだが、THE RULESネタが来た。のすたるじぃさえ覚える悲しいネタだ……。これ、要は「人生之戦」ってことなのよね。愛の獲得競争に勝てってことなのよね。そのために駆け引きに長ける人間になれってことなのよね。そのほ…

サヨク疑惑

サヨク疑惑というのは結構簡単に作れる。そもそもそんなことに興味が無いという人が大半だと思うが。例えば宮崎駿。彼はナウシカ時代から自然保護プロパガンダを映画に含む傾向があった(もののけはその元祖にして集大成)し、テレビに出るようになってからは…

今までの中でも一番おもしろかったうさだ

MoEに関するネタ。これ自身に意味があるかどうかではなく、観点と執筆態度に意味がある。まず、技術的視野と感覚的視野が両方とも存在する。描画方法に対する見解と体感的感想、システム設計に対する「既存作品(UO)との比較」等、下手に一時期のUOだけ体験し…

いじめに必要なキーワード

Simpleが新しいネタを持ってきてくれたわけだが、今回は正直面白くない。私の趣味と違うからだ。いやもちろん、そんなことはどうでもいいのだが……。Simpleでも取り上げていたYahoo!の記事によると、「テレビ番組で紹介された血液型別のレッテルによって子ど…

blogが流行った本当の理由(嘘)

身も蓋も無く言うと「日常生活において『お互いを尊重する』という堅苦しさに囚われすぎた結果、得られなくなってしまった『共感』という感慨を、遠慮立てせずに得られる手段」なんだと思う。他人のblogを読むことで「あー、このひとも私と同じこと考えてる…

近親憎悪という自意識過剰

Simpleがトイレットペーパーを三角に折るネタを持ってきた。それはいいんだが、問題は参考文献である。福田和也かよ!福田和也の名前を出すと出版界では右扱いされる(ことがある)。誤解されやすい書き方してるからな。彼の著作を読んでもらえれば分かるのだ…

blogerに怯える似非インテリ

『13歳のハローワーク』において村上龍は言った。作家は人に残された最後の職業で、本当になろうと思えばいつでもなれるので、とりあえず今はほかのことに目を向けたほうがいいですよ私的には、本著作の最大の価値がここにある……などという書き込みはもう光…

乱暴で建設的な話をしてみる:ゲーム制作編(非連載)

某知り合いから振られたネタを膨らませてみる。「素人で集まってゲームを創りたい」という発想だ。成功するためにはどうすればいいかなんてことが分かっていたらみんなそうするので、分からないということを前提に「こうするよりはこうしたほうがよさそうだ…

真面目に社会を考えてみる似非Agitation

すでに題が矛盾しているのだが、ここで敢えて誰も拘らない連載をぶったぎって真面目な発想をかましてみる。というのも、きまぐれ偏拾帖が名前を変えて復活していることを今更知ったからだ。閉じた世界はどうしても音速が遅くなってしまう。ニュースサイトで…

境界式……とは何の関係もないネタ

あなたの非モテ度チェック!結果。あなたの 非モテ度は59%です 判定:純粋な非モテ系 間違いなく、あなたは非モテです。ここで改心すれば、立ち直れるかもしれませんが立ち直れるくらいなら、現在、このような状態のわけがないですね。ここまできたら、もう…

伽藍の堂

伽藍洞ということは、いくらでも詰め込めるということだろう。この幸せ者め、それ以上の可能性がどこにあると言うんだ――これは蒼崎橙子だからこそ説得力のある言葉だ。伽藍洞である両義式自身には言えない。両義式は記憶が無い――伽藍洞であるが故に今を確信…

殺人考察(前)

俺は、お前を犯したい。この発言は、どこから来るのか考えてみよう。両義式は現代の中で異常だった。学校でも着物、女に剣を教えるような家庭、おまけに二重人格を自負している。たとえ見目麗しかろうとも、己自身が現代社会における異端であり、異常である…

俯瞰風景

『空の境界』に沿って連載ネタとしてどこまで持つか企画。空からの視点は遠い。これは蒼崎橙子の表現である。人間に高所恐怖症というものがあるのは何故だろう。それは人間が空を飛べないからだ。これは飛躍しすぎているが、もし飛べたのならば最も怖いのは…

最近本当にネタが尽きないな

世の中が色々なことで荒れてくれるので、ネタで話を持たせたい似非bloggerには実にありがたい。この発想をしている時点で愛国心も博愛もあったものじゃないのだが、そんなことは棚に上げて今回も邪推をしてみよう。先に断っておくが、blogのもっともらしい意…

ここは音速が遅いぜ

マザーグースに『10人の黒人少年』という歌がある。これを見て愕然とした。というのも、『死神の子守唄』の元ネタだったからだ……。元々東方のネタを裏付ける資料として見るつもりが、怪奇大作戦へ派生してしまった。Daikon Film じゃぁないけれど、世の中本…

ネタが尽きない昨今

いいことなのか悪いことなのか。その手の業界の方にはまさに音速が遅いネタなのだが、酒税の見直しがまた行われる。まぁ税制というものは予定された税収がない時点で見直され、予定された税収が見込めるような方向に持っていくための建前なのでどうしようも…

ライブドア王国が今回新設した重税について

今回は猛反発を食らっているライブドアブログ規約改定について。ライブドア批判もwebリソースの著作権もすでにネタとしては腐っているのでちょっと違う視点から見ていこう。この件が示唆しているのは、かつては表に出なかった「主導権を握る『団体』側が消費…

怪獣使いと少年が示唆するモノ

私は切通理作自体はあまり好きではないのだが、この作品自体には語る価値がある。 前提知識として"怪獣使いと少年"とは何か、ということを知らなければそもそも何のことか分からないため、『帰ってきたウルトラマン』第33話を見て欲しい……見ないってな。orz…

個人にとっての経営

パートナーに求めることは何か。それは人それぞれだろう。だが、前提として「意思疎通ができる」ことはほぼ必須なのではないかと思われる。お互いの言っていることが噛み合わないのでは、大概の場合においてうまくいかない。では、どの程度伝わればよいのだ…

悪が滅びるということ

結論から言うと、違法行為や犯罪行為を包括して形成されてしまった世界はそれがなくなると崩壊する。例を出そう。100人の集落があった。100人は普通に暮らしていた。でもあるとき、100人分の食料のうち、20人分は略奪でまかなわれていることが発覚した。社会…

叩かれ続ける構造

出る杭は打たれる。では打たれ続けてしまう杭はどんな杭だろう。 ひとつは叩いても叩いても出てくる杭、もうひとつは抵抗してしまう杭だ。前者は単に時を経るごとに叩くに値する何かが見つかってしまうために、その都度取り上げられてしまう。ただそれだけの…