2006-01-01から1年間の記事一覧

発展に追い詰められるということ

世の発展に対し、単純な力押しによる邁進は市場に対しだんだん通じなくなりつつある。x86系CPUを引き合いに出すとわかりやすいのだが、これはトランジスタの発展と共にとにかく集積度と処理系列を「力押し」で増やしてきた。だがトランジスタのスケーリング…

インターネットによって露呈された大衆の弱さ

小寺信良氏の "コミュニケーション衰退に見るIT時代の終焉" より引用。 IT革命により誰もが情報を発信できる、1億総クリエイター時代の幕開けだなどという話は、ただの妄想だ。実際に起こっているのは大量のコンテンツ消費と、著作権侵害である。これはまっ…

玉石混淆の市民交流会

"ひろゆき氏「市民メディアはマスコミに勝てない」 "を踏まえて。要約すると「市民メディアは今後も発展してマスコミに支配された構造を変える」と思い込んでいる仮想戦記泥酔記者団をひろゆき氏がばっさりと斬ったという内容だ。文末に慰め程度の希望的観測…

PSE法で明らかになった無責任な当事者の力

中古販売について経済産業省と販売業者がそろって何も考えなさすぎだったという見方もできるが、どちらかというと「この法律は俺らには不利益だ。理屈なんてどうでもいいからやめろ」というヒステリックで無理解かつ弱者保護万歳的なシュプレヒコールが関係…

人型ロボットがもたらす愚か者認定

別に労働力としての人間がロボットに侵略されるとかそういう意味じゃない。ロボットの所持/非所持および活用方法の差異によって発生しうる、コミュニティにおける各個人の精神的立ち位置の問題である。家事は主に以下の要素から成る。 炊事 洗濯 掃除 育児 …