理想的なサロンを描こうとするブロガー症候群

ごきげんよう。芸能界に○○○人が増えているかのようにじわりじわりとアクセスカウンタが回っております。有り難いことです、本当に。

かなり間があいたのですが、ぶっちゃけネタがないのです。個人的にブログ=サロンへの渇望という結論はとっくに出てしまっているため、発展性に関しては(ある意味で)見切ったと言って過言ではありません。公益性は必ずしもゼロではないため、まだその余地に関してはあるのですが…。

というわけで今回は無理やり「ブログ=サロン」という発想を説明してみます。

そもそもサロンが何なのかというイメージが湧かない方は、井戸端会議を思い浮かべてください。主婦が道端でよく分からないような分かるような話をしているアレです。サロンはアレをお茶の間でやっているようなもので、取り扱うネタが時には政治だったりカルト的だったりサイコだったりするだけで、レベルとしては変わりません。

さて、本題に戻りましょう。

基本的にブロガーがやることは持論の展開です。良くも悪くも「俺の歌を聴け」です。その結果、場合によってはコメントやトラックバックが得られます。それらはノイズ混じりながら、共感や別の見方を得るきっかけになります。その中から「自分と同じ(或いは近しい)思考レベルを持っている」相手を見出し、その人の意見と交流することで造詣を深めます。

結果としてコメントやトラックバックは、(設計思想や理想はどうであれ)ブログ著者にとって意見を交わす価値のある他者を抽出するきっかけとなります。これが「ブログ=サロン」と定義される根幹にあります。つまりブログは思想的共感への欲求と知的向上という尊厳という擬似感覚を得るための代償行為ということです。

もっとも、意にそぐわない意見や抗議、その他の「攻撃」と分類されるリアクションへの対処の仕方次第では目的が「ブログをブログとしてしっかり運営する術と根性を身に付ける」ことも付随してきますので、別の意味で訓練にはなるのですが…。

無論これは私の定義です。それに、楽しければそれだけでも意味があると思いますし。自覚して楽しむのは悪趣味ですが、それさえも自覚していますから。

答えは既に出ています。あとはそれでも読みきれぬ未来を、如何とするか次第というやつですね。